白内障の症状
白内障の代表的な症状は、視界が全体的にかすむ、視力が低下する、光をまぶしく感じる、暗い時と明るい時で見え方が違う等あります。ただ白内障は、どんなに症状が進行しても手遅れということはありません。そのため手術時期については、基本的に患者様が不自由を感じた時となります。
Cataract
カメラのレンズの働きをする水晶体の内部が白く濁って視力が低下していく病気で、原因の大半は加齢です。80歳を超えると罹患率は100%といわれるほど避けられない病気ですが、濁る部位によっては視力に影響しないこともよくあります。濁った水晶体は改善しませんので、生活に支障が出るようになったら手術をするのがいいでしょう。水晶体を破砕して吸い出し、残った水晶体嚢という袋に人工レンズを挿入します。10~30分程度で終わることが多く、通院で行っている施設も多くあります。手術によって視力は見違えるように回復しますが、網膜や視神経などに病気がある場合は視力回復を期待できません。また、細菌感染による眼内炎などの合併症が出ることがあります。合併症で多いのは、術後1~2年で水晶体嚢の後ろ側が濁る後発白内障ですが、レーザー治療で簡単に治すことができます。
白内障の代表的な症状は、視界が全体的にかすむ、視力が低下する、光をまぶしく感じる、暗い時と明るい時で見え方が違う等あります。ただ白内障は、どんなに症状が進行しても手遅れということはありません。そのため手術時期については、基本的に患者様が不自由を感じた時となります。
最も基本的で重要な検査は、細隙灯顕微鏡検査です。眼球の奥や断面まで診察が可能です。眼底の異常が無いかOCT検査(網膜の断層撮影)で調べることもあります。
初期であれば、進行を遅らせる目的の点眼薬はありますが、濁りを元に戻すことはできません。進行した白内障では、水晶体を取り除き、眼内レンズを挿入する手術が一般的です。手術は信頼できる施設にご紹介させていただいております。見え方に不自由を感じる方は一度受診することをお勧めします。